Thursday, May 27, 2010

ロゴブランディング

以前に日本酒ブランディングについてネーミングの重要性を書いたが、今回は、ロゴブランディングについて書いてみたい。

ロゴは、その会社の商品を象徴する最も大事なシンボルである。世界で売れている商品を見てみると各会社は、自社のロゴをどのように宣伝し消費者に覚えてもらうかのイメージ戦略をとっている。
いったん定着すると消費者は、ルイビトン、シャネル、カルバンクライン、コーチ、プラダなどその商品の機能性そのものより、ブランドロゴに対する安心感と流行で購入する。
どの商品を見てもまず消費者がみるのは、視覚的なものであり、文字や説明はあまり頭に入っていないものである。ましてそれが、読めない日本語ならなおさらである。
4つの丸があるのはアウディ、Hならホンダ、リンゴならアップルコンピュータ、というようにブランドロゴは非常に我々の頭に入って行き易い。食品やレストランにしてもしかりである。

さて、日本酒はどうであろうか?もし、手元に日本酒の宣伝がある広告をみてもらうと分かると思うが、まずどれがブランドロゴなのか分かりにくいし、無いものも多い。酒造会社の名前がブランドなのか商品名がブランドなのかはたまた特定名称がブランドなのかと思うくらいである。また、会社によっては、複数の日本酒を販売しているところもあり、それぞれ全く違う顔のボトルやラベルになっているのもありロゴというものがほとんどないはもったいない話だ。
これでは、消費者にとってせっかく気に入ってもらった商品があってもその後の自社商品への購入やブランドを覚えてもらうことにつながりにくい。ボトルの色や大きさは商品によって変ってもブランドロゴは一番目に付く場所にラベリングすることが重要である。再度自社のボトルを棚に載せじっくりと見ていただきたい。ブランドイメージ(ロゴ)についてもっと消費者に訴えるものを検討したらどうであろうか。

Friday, May 21, 2010

日経新聞「未来面」

先日、日経新聞にて読者からのアイデアを募集している欄があり興味があったので投稿してみた。
テーマは「世界一、世界人が多い国になるため」というものだった。
日本酒を通じて感じたことを簡単に書いてみたら、採用になったのでご興味のある方は、こちらまで

Wednesday, March 24, 2010

アメリカ人によるアメリカ人のための日本酒


先月号で日本酒のブランディング(名前の重要性)について書かせていただいたが、偶然にも飛び込み営業をしに来たアメリカ人の日本酒セールスと出会った。ブランド名は“Rock Sake”/岩酒というものだった。彼ら曰く、「日本酒がなかなか売れない一つの理由は、名前が覚えられないことにある。クールなボトルデザインでしかもアメリカ人にすぐ馴染める、覚えられる名前をつけ、味的にも飲み疲れしないものにした」と言う。始めは、正直言ってあまり期待はしていなかったのだが、飲むと日本酒というより、ハーブ系の香りがありドライで切れの良い薄いジントニックをも感じさせてくれる。食べ物がなくても気軽に飲める酒である。やはり聞くと開発には日本人が絡んでいないかった。もし、日本の杜氏や日本酒しかしらない専門家が開発に携わっていたならいい意味でこの味はでなかったはずである。

ロック酒を開発したSeth Padell 氏とBrad Paddock氏は、元々日本酒と日本料理が大好き。スシ屋で自分の気に入った美味しい日本酒をすすり飲みながら、「なんでこんな美味しい酒があまりアメリカ人には認知されてないのだろうか」と不思議に思ったことがきっかけ。その後日本にも足を運び、日本酒をただただ飲み続けた。その間、日本で日本酒のセミナーなどに参加し、徹底的に酒の勉強と酒の開発に明け暮れた。

この日本酒についての味は賛否両論あると思うが、彼らのブランディングとマーケティングについては、日本の蔵も学ぶ点が多いはずだ。まず、第一に名前が覚えやすいこと、そしてボトルが彼らの思考に合ってることである。彼らがターゲットとするマーケットは、日本食レストランだけではなく、アメリカのバーやクラブといった若者が集まるトレンディーなドリンキングプレイスだ。かつてスシも80年代に日本人が想像もつかない大音響のロックをかけた場所で大盛況をもたらした様に日本酒も“Fun”なプレイスからブレークしていくのかもしれないし、また大いに期待したいものだ。

Wednesday, March 17, 2010

醸界タイムスの記事

昨年1-12月 清酒輸出9年振りに減少
 財務省がまとめた2009年年間の貿易統計によると、清酒の昨年1年間の輸出数量は1万1949klで2008年年間と比較して1・7%の減少となった。清酒輸出の減少は、2001年に4・9%の減少となって以来、9年振りに前年を下回る結果となった。一昨年末のリーマンショック以降、清酒の主な輸出先でもある欧米向けの輸出の落ち込みが大きく影響したものと見られる。

 2009年年間の清酒輸出数量は、1万1949klで前年の1万2151klに比べて1・7%の減少。金額ベースで見ると71億8400万円で前年の76億7600万円に比べて6・4%減と大きく落ち込んだ。

 リーマンショック以降、世界的に景気の低迷が進行し、それが清酒の輸出減に大きく影響したものと見られる。清酒の輸出数量の減少は、同時多発テロが発生した2001年以来、実に9年振りとなる。

 輸出先上位国を見ると1位はアメリカで3575kl(7%減)、2位は韓国で1954kl(27・7%増)、3位は台湾で1381kl(15・1%減)、4位は香港で1308kl(7・8%増)、5位は中国で485kl(0・7%増)--と続く。

 地域別ではアジアは比較的好調で、特に韓国向けの輸出は27・7%増と大きく伸びた。これまで長く2位の座を守ってきた台湾を抜いて始めて第2位の輸出相手国となった。一方で、1位のアメリカや前年5位だったカナダ(12%減で6位)、イギリス(5・8%減で8位)など欧米向けの輸出が軒並み苦戦しているほか、新興国で現地に日系人も多く業界も注目の相手先としていたブラジルは25・4%減と大きく落ち込んだ。

 金額ベースでは、アメリカが30億1400万円、香港が10億2400万円、韓国が8億2800万円、台湾が4億1600万円、中国が2億3800万円となっている。

 昨年1年は、世界的な景気低迷の影響を受けて1・7%の減少となったが、10年前の清酒輸出数量は全体で7417klとなっており、ここ10年で1・6倍にも増加したことになる。昨年7%減と大きく落ち込んだ清酒の輸出相手国トップのアメリカは10年前と比較すると2倍に増えており、香港は1・6倍、中国は4倍とそれぞれ増加。近年、順調に増加している韓国は10年前から30倍にも急増している。

 一方で、清酒の国内市場は年々減少しており、今後も輸出に力を入れていこうとする蔵元は多い。日本酒造組合中央会では、今年も日本酒の試飲会や講演会などをアメリカのロサンゼルスやシアトル、また、アジアでも中国や韓国で開催する計画で、さまざまなPRイベントを通じて日本酒の魅力を海外で発信していく予定にしている。
(掲載日:2010年03月05日

Sunday, March 14, 2010

(日本酒と関係ありません!)実は、LA Riverに魚がいた!




今日は7匹をゲット。ほとんどは55cmオーバー。もちろん、全てリリースした。それにしてもすごい数の鯉がこの川の上流に向かって泳いでいるのを見てるとなんか不思議な感覚。こんな汚れた川でも一生懸命生きてるんだなって感心した今日一日。餌は、自家製のトルティーヤ(小麦粉)。

Tuesday, March 2, 2010

フードBloggers達への日本酒教育

数人のFood Bloggersたちを招いての酒会の記事(英語)
ここをクリック
いかんせん彼ら彼女らの記事を読んでいる人が何千といるので、結構これは日本酒を広めるために有効。

Tuesday, February 23, 2010

ブランディング

これまで多くの日本酒試飲会でアメリカ人に聞くと皆「日本酒は好き」と言う。では、どの銘柄が好きかと聞くと9割の人は答えられない。「う~ん、確か青いボトルだった」という具合にボトルのイメージは覚えてはいるものの銘柄の名前まで覚えている人はほとんどいない。覚えていても彼らにとっては発音がしにくく、こちらも理解できないこともある。
名前が覚えられないことが日本酒を売るにあたってどんなにマイナスになっているかを考えたことがあるだろうか。企業にとって商品開発とブランディングをするにあたり一番考えることは、“名前=商品名”のはずだが、どうもこと日本酒においてはそれが欠如していると言える。
何もロマンチックな和製英語名を銘柄に付けることは無くむしろ避けた方がよい。また銘柄の英語直訳は意味不明なものもあるのでこれも注意したい。気をつけなければいけないことは、母音が4個以上の日本語名は極力避けること。それは多くのアメリカ人が覚えられる、または発音できる日本語は母音が3個までで、たとえばトヨタ、ホンダなどはすぐに覚えられるし、発音もできるのである。また、彼らにとってサウンドの良い、クールな響きのものを選ぶ。
先日アメリカ人との夕食会で日本酒について聞いたところ、デートで発音もできない銘柄をレストランでオーダーするのはかなりの勇気がいると笑っていた。
本当にもったい話で高い費用を使って試飲会などをし、中身がどんなに良くても消費者がブランドを覚えてくれなければ意味がない。自分のブランドを覚えてもらいたいなら、ことわざにもあるように「郷に入っては郷に従う」、アメリカ人にとって発音し易い名前を付けたらどうだろう。